縄文杉(番外)

日時    平成23年4月8日
メンバー  田中さん(maru8の地元の先輩)・西尾さん・maru8
ルート   荒川登山口〜トロッコ道(小杉谷小・中学校跡、三代杉)〜大株歩道入口〜翁杉〜ウィルソン杉〜
       大王杉〜夫婦杉〜縄文杉〜来た道引き返す(全行程約22km)
軌道ルート
(グーグルマップ形式で詳しく見られます。)

              楽々山歩
縄文杉トレッキング
前日から天気予報見て低気圧の影響で全国的に雨
屋久島地方は昼から雨の予報?
それまでずっと晴れてたのに兄ちゃんに内緒で来たから?
朝4時に朝食のお弁当宿のロビーで貰って5時出発
いつものごとくお目覚め良く宿のパソコンにて4時前に
楽々山歩の掲示板に書き込みをして
朝食も食べ用意をして天気予報見ながら
バスが迎えに来て乗り込むと雨が降っている様子
昼からとちゃうんか?!と意気消沈
一時間位走り荒川登山口到着
狭い山道運転手さん運転うまいです。
着いてもやっぱり雨!!! 今日一日雨?

 
雨具に着替え
今回のJTBツアー12名参加で
9名が縄文杉トレッキングで後3名は観光コース
8名に1人のガイドさん付くので
5人と4人の二つのグループに分かれ
maru8らと1人参加の方と一緒に

最初は森林軌道(トロッコ道)を歩き始める
6時過ぎスタート
枕木と砂利で歩幅の加減か少し歩きにくい
朝早くからヤクシカのお出迎えありがとうございます。
角が有るので雄
角も二つの方向しか伸びないらしく
体も小さく険しい山登るので足も短い(maru8か!!)
無心に何か食べてます。
前の傘さしたガイドさん  
前日に添乗員さんからもし明日雨でしたら
傘有る人は持って来て下さいと言われ
雨具有りますが?と聞くと
雨宿りする所が無く雨の時は傘さして
お弁当濡れない様にして食べるとの事で
傘持ってきたのでスタート前にガイドさんも
傘さしているので傘さそうとしたら
別のガイドさんが「傘ささずできるだけ
手はあけておいて下さい。」と言われ傘直すが
こっちのガイドさん傘さして雨具のチャック開けて
風入れた方が蒸れなくて気持ちいいでと
ええ加減な!
その後傘ストック代わりにしてはりました。
ええ考えストック兼用の傘売り出そか?
かつては林業の村として栄えた小杉谷集落の跡地
小・中学校もあったらしい
この辺りから雨もやんできた。

後でガイドさんに聞いたら昨日まで
晴れていて苔などが弱っていて色も
悪かったが雨水貰って元気になって
いい色出ているとの事
雨降ってよかったみたい!
ここからはレールの真ん中に板が張られて有り
歩きやすかった。

屋久島の事       
火山の噴火でできた島では無く
地下のマグマがゆっくりと冷えて
1400万年前にできた花崗岩が次第に隆起した。
北海道から九州までの日本の気候
(亜熱帯、温帯、亜寒帯)と変わっていく
つまり日本の気候がひとつの島で存在する。
切り株に苔が付いて
切り株の朽ちた所に他の木の種が付いて
成長して大きく伸びてます。
カメラのレンズの所のカバーが完全に降りてなく
途中で気づき指で戻した
上の数枚の写真の下の黒い所そうです。
          三代杉
一代目 空洞分約1500年前に倒れたスギ
二代目 茶色の部分 一代目の倒木の上に
      成長したスギ約350年前に伐倒される
三代目 二代目の切り株の上に成長したスギ
      現在も生きてます。

仁王杉          

こんな太い木が残っているのは樹形が悪かった為
真っ直ぐに伸びたのを切り倒していたらしい。
見かけが悪いのは切られ無かったらしい。
「これも屋久杉ですか」とガイドさんに聞くが
「これはまだ小杉や!屋久杉は樹齢1000年以上のが」と
「まだこの辺は世界遺産に登録された所じゃ無いので
屋久杉がまだ無い」と結構太い杉たくさん有ったが
どんな大きく太いのか?と期待膨らむ!

         大株歩道入口
トロッコ道もここまで約8km(よう歩いた!)
最後のトイレ休憩をして
この階段を登るといよいよ登山歩道になる。
水も綺麗です。
所々わき水が有り添乗員さんも
トレッキング中はペットボトルは荷物になるし
一本でいいですよ無くなれば
わき水入れて飲んで下さいとの事
ヒメシャラの木 太さにビックリしていたら
ガイドさんまだまだ奥に太いの有ると
本当にこれよりも太いの有りました。
翁杉          

屋久島の事         
ガイドさんに縄文杉も入山規制され
「一日に入れる人数制限されるそうですか?」と聞くと
「不景気で来る人少なくなったのでしなくなった」の事
今日も後で聞くとシャトルバス約60名
ツアーバス約60名の合計120名位らしく
例年の半分位らしく、そのためトイレも待つ事も無く
コースもゆっくり予定通り進めたらしいです。




         ウイルソン株
江戸時代に伐採された屋久杉の切り株
アーネスト・H・ウィルソン(アメリカの植物学者)
1914年に調査したことから「ウィルソン株」と名付けられた。
樹年齢約3000年
ガイドさんに撮って貰った
空洞の中からの切り口
ハートの形になっている。

山ガールも多くガイドさんに教えて貰い
携帯カメラで撮って喜んでました。
ウイルソン株の空洞の入り口
人が立ってもこの大きさ
広さは八畳以上とか?
所々植生保護の為か木の階段・通路
歩きやすかったです。
雨が多く水分が多いのか苔が木の根元まで

           
本当に神秘的・幻想的     

屋久杉の事         
樹齢千年を超えるのを屋久杉と言い
花崗岩で出来た島のため
杉は水を蓄える力の無い岩に根を張り
雨に恵まれて成長しているため
成長が遅く油分が多く腐りにくいので
長生きするらしい
ピントがずれてしまったが
倒木の枯れて朽ち果てた上に
苔が張りその苔の中に杉(真ん中に伸びているの)が育ち
この若木で2年目らしい
1000年後に屋久杉になっているか?
大王杉       
そして夫婦杉の所辺りまで来ると
世界遺産登録地に踏む込むことになる。
自然遺産として評価された
日本特産の杉の自然林

手前の開けた座る所がある場所で
お弁当タイム、カイドさんがわき水で
お湯沸かしてコーヒー入れて下さり美味しかった!
ガイドさんが教えてくれた
杉の幹にできたコブ
コアラに似ている。
まだ生きている木が倒れ
門の様になっている。

         縄文杉
沢を越え柵で囲まれ少し離れた所の
展望デッキの階段を登ると正面に
12時頃到着
高さは25m位だが でかい・太い
胸高周囲16.4m
直径5.1m
大人が10人位で囲めるらしい
樹齢はその大きさから7200年との説と
内側の空洞から採取した木片の科学的計測値では
2170年などと。

この付近の標高1300m
植生保護の為近くまで行く事ができませんが
ここからでもでかい!
ガイドさんは昔は登った事が有ると
ちょっと横から見ても太い!
縄文杉もたっぷり見て
これから来た道を戻って帰ります。
クジラ         
ガイドさんの説明が無かったら
見過ごしているかも
ヤクシカの雌がお見送りに!
「気をつけてお帰りなさいませ
またのお越しを」と目が言ってます。
登山歩道の急な階段
登る時は何とも無かったが
下る時は下が見えて怖かった!
トロッコ道に出たら
後は永遠に楽な下り道
ペースも少し早め
小杉谷集落付近で安房川の河辺に寄る
水が綺麗
この橋を渡ると後もう少し

        GPSデーター
経過時間 10時間11分
移動時間  8時間
移動距離 23.47km

歩数 約36000歩

今回は風景楽しんで貰う為
むさ苦しいオッサンの姿少なめにしました。

歩くの富士山に比べたら楽々で
本当に縄文杉トレッキング感動しました。
荒川登山口   4時30分到着  
ガイドさんと一緒に登られた方と集合写真
お疲れ様でした! よかったです! 感動しました!
最後に嫌な思いが一つ
ここも含めトイレがトロッコ道に三カ所有り
縄文杉の先にも一つありここは寄らず
トロッコ道の所はバイオトイレ・循環式で綺麗でした
トロッコにバキューム積んでくみ取るらしく
縄文杉の先の所はポリタンクに入れて人力で
 大株歩道入口の所まで運ぶ様で
富士山ではトイレの入口に料金箱有って入れますが
ここは最後に地元の方が帰る時にトイレ協力金の
お願いをしており一口ながらですが入れさして貰いました。
すると後から来た山ガールグループは
笑いながら「ノーマネー」と言って通り過ぎて行ったの
聞いて悲しい気持ちになりました。